聖書どうぶつ図鑑/裏バージョン
ここにたどり着いたという事は、QRコード裏バージョンを見つけたのですね。
おめでとうございます!
聖書に出てくる神は、「表の顔を持つ神」・「裏の顔を持つ神」として表現されます。
つまりこれは、真理は隠されているという意味でもあるのですが、
この聖書どうぶつ図鑑/裏バージョンでは、動物に隠されたその真理を探究します。
【カメレオン】カメレオンは聖書の中に不浄な動物として登場する。 「やもり、大トカゲ、くすりとかげ、カメレオン」 (レビ記11章30節) 古代ギリシャのアリストテレスはカメレオンの生態について詳しく記述。 「眼をぐるぐる回し、視線のあらゆる方向へと転じ、こうしてみたいものを見る」 カメレオンを解剖しているようで 「脳も目の少し上にあり、眼と連絡がある。眼の外側の皮膚をはぎとると、、きらきら光るものが眼を取り巻いている」 と言及している。
旧約聖書2回、新約聖書4回登場する程、身近な生物だったようだ。 ヨハネ黙示録9章3節には、底なしの淵の穴からサソリの毒針をもったバッタが登場する。 「いなごには、地に住むサソリが持っているような力が与えられた」 ちなみに旧約聖書には「サソリ」という表現で懲罰用「ムチ」を表している部分がある。 また白茄子といわれる植物はアラビア人から「サソリの棘」と呼ばれている。 それはトゲがサソリの針に似ているから。 ちなみにこのムチは鉄の突き針が沢山ついたムチだと考えられ「サソリ鞭」と呼ばれる。 このムチで打たれたら肉が引き裂かれるのは必至!
聖書ではライオンと並ぶ猛獣として登場し、人間を支配する悪しき支配者として表現される個所も。 ちなみに全イスラエルを覇権していくダビデ(当時は少年)に倒される動物はクマだ。 大変獰猛なイメージであるクマだが、一方で平和の象徴とされている個所もある。 「牛も熊も共に草をはみ/その子らは共に伏し/獅子も牛もひとしく干し草を食らう」 (イザヤ書11: 7) 支配者の個所は 「獅子がうなり、熊が襲いかかる。神に逆らう者が弱い民を支配する」 (箴言28:15) クマのイメージはどんなイメージだろう。 クマは成長した雄ウシの頭を一撃で砕く。 またドングリを取ろうと6メートルのカシワを折り倒したり、135キロの丸太に罠を鎖と共に引きずって悠々と立ち去る。 ちなみに熊はその体重で獲物を動けないようにした後、強靭な顎で仕留める。 人間に勝ち目はない。
聖書のアダム物語で蛇を利用した悪魔が登場する為、悪魔とイメージされがちだが、 実はこの物語以外の個所では蛇の俊敏さや明敏は実は高く評価されている。 イエス・キリストはこの蛇の明敏さに習い、迫害に対応するよう弟子たちに告げる。 マタイ福音書10章16節 「わたしはあなたがたを遣わす。それは狼の群れに羊を送り込むようなものだ。だから蛇のように賢く、鳩のように素直になりなさい。」
聖書にもライオンは登場。 古代では、インド~中近東、ペルシャ~ヨーロッパ南部、アフリカに幅広く生息。 イスラエル12部族の中の「ユダ族=獅子」に譬えられる。 ちなみに「キリスト=ユダ族の獅子」の称号が黙示録で記述される(ヨハネ黙示5章5節) ちなみに「獅子」とは中国からの言葉。 中国にはライオンはいないがシルクロードを通じて早くからライオンに該当する動物が知られた。 その姿は「唐獅子」として日本に伝えられた。
聖書には鳩は清い動物リスト・汚れた動物リストのどちらにも入っていない。 ただ旧約聖書・レビ記では専ら生贄、特に罪を清める生贄となっている。 ユダヤ教・イスラム教・キリスト教の信仰の父祖と呼ばれる「アブラハム」が神との契約時、捧げた動物。 アブラハム時代(紀元前19世紀)神に犠牲を捧げる為の生贄として「人間」を捧げる習慣がどこにでもあった。 創世記にも神がアブラハムの子イサクを捧げるよう命じる場面がある。 アブラハムはそれを実行しようとするも神は中止を促し代わりに雄羊を送る。 そこから人間の犠牲から動物の犠牲へと変化する 聖書に登場するのはカハラバトといわれる。 日本には今から1500年前に飛来したと言われる(外来種!?) ちなみに外来種の定義は国や研究機関でも厳格な定義はない。 鳩の飛翔能力に憧れる聖書個所 「鳩の翼がわたしにあれば、、はるかに遠くに逃れて」(詩編55:7)